荒れることはわかっている。過去4年1番人気の連対はない。3着にきたのもおととしのウインラディウスだけ。つまり、インセンティブガイは無用。オープンでの実績もそこそこなので、ここは考える必要がない。
しかし、穴はいったいどれなんだ、ということで頭を悩ませた。まずピックアップしたのが、ロードマジェスティ、グレイトジャーニー、ニシノシタン、アルビレオ。
ダービー卿CT穴の主役は54キロ4歳馬(去年はチアズメッセージありがとう)。さらには前走大敗の馬が多いという。東風Sでは(12-11-11-8着 上り 36.0)人気は裏切ったが穴の資格はある。東風S組はどうか。1着インセンティブガイはレースの性格から考えて無視。2着キングストレイル。絞れてきていい感じ。500キロいかなければいい感じだ。3着グレイトジャーニー(8-7-4-3着 上り 35.9)上りはキングス36.0より(ほんの少し)速い。わざわざ佐藤哲騎手が東上しており、勝負気配。5着キネティクス。なぜか検討段階で視線にない。よく検討しておくべきだったことは後ほど。6着シルクトゥルーパーも眼中になく。7着ニシノシタン。これは(1-1-1-7着)先行力があり、マークが薄くなる今回はチャンス。勝負気配は感じる。ただし、馬体重が少し減っていてほしい。
という東風S組で狙った3頭は話が出たが、他ではアルビレオ。マイルGⅢで②⑤④③④着と安定。33~34秒の上りの末脚を繰り出している。ハンデも悪くない。チャンスだ。
9ロードマジェスティ11グレイトジャーニー14ニシノシタン16アルビレオ…軸が出来上がらず、勝負気配を採用と思っても、11と14が譲らぬ勝負気配。16も…ここで名案(こういうものはたいてい迷案なのだが)結構穴っぽいのでボックスで、などと思い、何を考えたか、中山コースの重賞と相性のいい内田マイネルハーティーを加えて、三連複、馬連、ワイド。最後までコスモシンドラーに後ろ髪をひかれたが、ちょっと距離が長い。
他の有力馬。ダンスインザモア。蛯名騎手は騎乗停止が決まった後、憂さ晴らしもあるかもとは思いつつ、昨日の12Rの大敗など、どちらかというと後ろ向き。まだちょっと太い気もする。メテオバースト。昇級初戦で過剰人気。実績はあるがさすがにきつい。
さて、レースはグレイトジャーニーがいい形で抜け出し、1着。2着にキングストレイル、やはり強い。そしてなんと3着にキネティクスが入った。
このキネティクス、研究不足だった。そういえば去年の東京新聞杯でもつっこんできてしてやられた。過去6走を帰ってから新聞で見ていたら、キネを捉えなかった過ちを実感した。
東風S 4-7-9-5着 上り 36.4 着差 1.2
東京新聞杯 11-11-13-8着 上り 34.1 着差 0.6
京都金杯 2-4-3-10着 上り 35.4 着差 0.8 不利有
マイルCS 10-10-10-9着 上り 34.1 着差 0.5
富士S 7-9-10-3着 上り 34.0 着差 0.2
京成杯AH 6-8-9-5着 上り 35.3 着差 0.2
全て芝千六斤量56。前走以外着差1秒以内の好走、上りもなかなかの脚であり、GⅠマイルCSでの戦績は9着とはいえわたりあっている。「盛り返し上り良し着差良し」しかも軽量化(55)完全な見落としだ。
さて反省
① なぜボックスのあと1頭にマイネルハーティーを選んだのか。いいと思っていたキングストレイルをはずしたのはなぜか。馬体重条件もクリアしたのに。
② キネティクスを見ていなかったのはなぜか。
③ 軸が選べなかったからボックスという発想は…馬体重を見てもニシノシタンを軸の内としていたのはなぜか。勝負気配馬体重等全てを勘案してきちんと軸を選ぶべきである。
④ つまり結局わかっていない。予想本線もなにもないのだ。よって配分で本線を規定できない。
⑤ 一番の勝負気配はテン乗りの佐藤哲騎手がわざわざ乗りに来たグレイトジャーニー。(コスモシンドラー武幸も東上だが他で切っている)と思う必要があった。
ということで反省しきりだ。インセンティブガイが切れても、穴馬指定できず惨敗。考えている割には抜けている。全く困ったもんだ。
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